めまいはその発症形式から, 急性めまい, 発作性めまい, 持続性めまいに分類される. この中でも, 脳血管障害による危険なめまいは急性めまいとして発症する. 本稿では, 急性めまいの中から生命にかかわる重篤な病態を見分けるための急性めまいの診療フローチャートに関して解説する. このフローチャートの原案は筆者が日本めまい平衡医学会の学会のあり方委員会委員長であった時に作成を開始し, 現委員長である北原 糺先生 (奈良医大) に引き継がれ近々公表される運びとなっている. 危険なめまいを見逃さないためには, 圧倒的に頻度の高い末梢性めまいを積極的に診断すること, 頻度は少ないが脳血管障害によるめまいの特徴をよく理解すること, に集約できる.