Makoto SatoKenzo MatsukiMichio Sugawara
回転白金電極上に, 二酸化マンガンを電析させて調製した回転二酸化マンガン電極上での二酸化マンガンの析出反応について検討を行なった。実験は, 硫酸マンガン 0.1~0.004mol/l, pH1~3 の溶液を用い, 温度は 25 ℃ で行なった。えられた結果を要約するとつぎのとおりである。(1) ポテンシャルスイープ法により, 試料極の自然電極電位から貴の方向へ分極させて分極曲線を測定すると, 残余電流がみられず, 電流は急に増加してピークを示す。(2) ピーク電流におよぼす回転数, 温度および濃度などの影響から, 析出反応は溶液内におけるイオンの拡散律速とは考えられない。(3) スイープ速度 (ν) をかえて分極曲線を測定すると, ピーク電流は v1/2 と直線関係を示す。これは低次の酸化物 (MnOOH) が H+ イオンを遊離して二酸化マンガンを生成し, H+ イオンが二酸化マンガン固相中を拡散して消失する過程が律速段階になっているためと考えた。したがって, 溶液内における拡散と同様に, ピーク電流は v1/2と直線関係を示すものと説明することができる。
Makoto SatoKenzo MatsukiMichiro SUGAWARA
M. FleischmannH. R. ThirskI.M. Tordesillas
D.P. BodenC. J. VenutoD. WislerR. B. Wylie