谷口, 淳一タニグチ, ジュンイチTaniguchi, Junichi大坊, 郁夫ダイボウ, イクオDaibo, Ikuo
本研究は、同性友人関係におけるパーソナリティの類似性認知が友人に対する魅力判断に与える効果に関して、社会的望ましさ効果との影響力の比較、親密さの程度による影響力の相違、自己受容の程度による影響力の相違に関して検討を行なった。大学生184名(女性134名、男性49名、不明1名)が、(1)自己および友人のパーソナリティ特性、(2)友人に対する魅力判断、(3)親密さ、(4)自己受容、(5)全般的なパーソナリティの類似性認知からなる尺度に回答した。その結果、全般的には社会的望ましさ要因は類似性認知よりも効果が大きいが、パーソナリティ特性次元および対人魅力次元の組み合わせによっては類似性認知の効果が大きい場合も示された。また、親密さの程度および親密さの成分の相違によって類似性認知の効果は異なっていた。しかし、自己受容の程度の相違に関しては、予想されたような類似性認知の効果の相違はみられなかった。