キチンに特異的に結合する構造上異なる複数のレクチンドメインが植物に分布している。その一つヘベインドメインはCBM18としても知られ、約40残基のアミノ酸配列の中に保存された8個のシステインとグリシン残基を含む。このドメインを構成要素とするタンパク質の遺伝子は単独であるいは他のドメインと組み合わさって機能している。トマトレクチンはヘベインドメインと植物細胞壁糖タンパク質エクステンシンに類似のドメインを構成単位とするキメラレクチンである。キチンのみならずポリラクトサミンに結合する性質から、糖鎖染色や糖鎖の分画に利用されてきた。本稿では植物におけるキチン結合性レクチンについてまとめ、トマトレクチンの植物における役割を考察する。
A. MeyerW. RypniewskiLech CelewiczVolker A. ErdmannWolfgang VoelterT.P. SinghN. GenovJ. BarciszewskiCh. Betzel
Natasha V. RaikhelH I LeeW. F. Broekaert