(目的)座位時間の長さと心身の不良との間には関連があることが知られている。本研究の目的は,運動をすることが認知機能の維持に関わりがあるか検討することにある。(方法)調査対象者 大学生 124名。尺 度 日常の運動水準を測定するために,International Physical Activity Questionnaire Short Version(IPAQ-SV)を用いた。測 定 認知機能を測定するために,典型的なストループ課題を用いた。一致条件,不一致条件,中立条件からなる。刺激の提示,反応時間の測定はlab.js でコントロールし,実施した。倫理的配慮・説明と同意 書類を用い研究の目的,協力の自由,個人情報の保護などを伝えた。(結果と考察)ストループ課題の不一致条件の反応時間から中立条件の反応時間を引くことによって干渉量を求めた。調査対象者の平均値を基準に,平日の座位時間の高群と低群に分けた。干渉量の平均値について両群で差があるか検討したところ,高群の干渉量(M=34 ms)は低群(M=74 ms)より小さい傾向があることがわかった(t(121.14)=-1.70, p=.09, r=.15)。