マインドフルネスは,昨今大変なブームとなっている。マインドフルネスを紹介する本,アプリ,動画なども多数発表されており,いつでも手軽にそれらを手に入れることが出来る。しかし,それらは玉石混淆の感がある。あまりに多すぎて,何がマインドフルネスなのか分からなくなるほどである。本ワークショップでは,マインドフルネスに対して心理学的にアプローチしたい人のために,何がマインドフルネスの中核的な要素なのか紹介することを目的とする。マインドフルネスとは,「今ここの経験に,評価や判断を加えることなく,意図的に注意を向けることで得られる気づき(Kabat-Zinn, 2003)」という定義で紹介されることが多いが,ここでいう「気づき」とはどのようなことなのか。気づいてさえいればマインドフルネスなのか。他になにが必要なのか。マインドフルネスの中核を押さえることで,実践も研究も,より自信を持って進めることが出来るようになるだろう。マインドフルネスにむかってこれから一歩踏み出す人の,ささやかな餞となれば幸いである。