21名の先天性盲児の両手読み、速い手による片手読み、遅い手による片手読みの6年間の点字読速度発達を縦断的に分析した。その結果、いずれの読み方の読速度も年齢の増加にしたがって有意に向上した。点字学習を開始した7歳段階で速い手と遅い手の読速度間に有意差が生じ、点字を読む手のラテラリティは早期に確立することが示唆された。6年間の読速度の発達は、左右差が小さい両手型と読速度の速い手が右手型、左手型の三つに分類でき、いずれのタイプにも読速度が速い被験児と遅い被験児がいた。速い手による片手読み読速度に対する両手読み読速度の増加の割合は、12歳段階で両手型が19%を示し、右手型、左手型はそれぞれ7%と2%であった。以上の結果から、学習を開始した段階から左右のバランスのとれた点字触読指導が重要であり、右手型もしくは左手型の盲児に対しては左右差を小さくする指導が必要である。
Natasha CoppinsFiona Barlow–Brown