使用されたリグニンスルホン酸は分子量分別された試料で, その平均分子量は 36,000 である。吸着実験は pH および塩化ナトリウム濃度を広い範囲に変えた条件のもとでおこなわれた。実験の結果すべての吸着等温線はラングミュアー型であった。まず実験により種々の条件に於ける吸着量を求めた。塩化ナトリウムを加えない溶液からの吸着の場合, 飽和吸着量は pH の低下に伴ない, いちじるしく増加した。例えば吸着量は粘土 1g 当り pH7 で 1.0mg, pH4 で 8.7mg, pH1.0 で 60.6mg であった。一方, 0.4N 塩化ナトリウム溶液からの吸着では pH1.5 から8付近までの広い範囲でほぼ一定 (約 45mg/g 粘土)であった。また, pHを約 6~7 に保ち, 塩化ナトリウム濃度を変えた場合, 吸着量はその濃度に従って急増するが, 0.2N でほぼ最大に達した。条件の変化による吸着量のいちじるしい変化はリグニンスルホン酸の溶液中での大きさの変化が主な原因であることがわかった。続いて, 0.4N 塩化ナトリウム溶液の系について, その飽和吸着の時の吸着面積を求めた結果 pH1.8 から 7.8 の広い範囲でほぼ一定 (50~60m2/g 粘土) となり, pH7.8 以上では急減した。すなわちナトリウムモンモリロナイト表面のリグニンスルホン酸を吸着できる面積は中性から酸性の範囲では pH の変化にかかわらず一定であることがわかった。
B. NanthakumarEsau ArinaitweMarek Pawlik
Mohamed BrahmiKamal EssifiAli ElbachiriAbdesselam Tahani
N. P. AndreevaYu. V. UshakovaYu. I. KuznetsovM. O. AgafonkinaL.P. KazanskyYu. Ya. Andreev
Parasuraman SelvamS. PreethiP. BasakaralingamN. ThinakaranA. SivasamyS. Sivanesan