Yoshio FuchigamiToshiaki Inami
重合温度における半減期が2~30秒という極めて寿命の短いラジカル開始剤を用いて, CSTR型反応器でメタクリル酸メチルの連続バルク重合を実施したところ, 以下の特徴を持つシンプルで工業的に有利なプロセスの開発に成功した.1) 反応温度を高くするほど重合反応率が低くなるという興味ある現象が発現することを見いだした.その結果反応率が自己制御され暴走反応が起こらない.2) 反応液中の開始剤濃度が供給液中濃度の1/1000程度になっているため, 供給を停止すると直ちに反応が停止し長時間その状態が保持される.供給を再開すると直ちに定常状態に復帰するので一時停止操作が簡単なうえ停止操作に伴うロスがほとんどなくなる.3) 開始剤の寿命が撹拌の混合時間より短くなるため, 反応速度が撹拌の影響を受けて開始剤の有効利用率が低下する.その結果ゲル効果による加速現象が抑制されるため, 供給液中の開始剤濃度を自動制御弁で制御する汎用の方法で, 安定運転を維持することが可能になる.
Kohki NakamuraKeiji FujimotoHaruma Kawaguchi
Hoa NguyenAdam P. JarvisM. J. Gerald LesleyW. Mark KellySrinivasa S. ReddyNicholas J. TaylorScott Collins
Pranesh ChowdhuryMonoranjan Banerjee