JOURNAL ARTICLE

喘息の温泉療法1.気候療法,その臨床効果

Yoshiro TanizakiMichiyasu Sudo

Year: 1987 Journal:   Okayama University Scientific Achievement Repository (Okayama University) Vol: 58 Pages: 31-34   Publisher: Okayama University

Abstract

気管支喘息に対する温泉療法,特に温泉所在地(保養地)の環境,すなわち気候条件の喘息に対する影響について,文献的考察を加えた。気候療法としては,主として山岳気候,海洋性気候,洞窟気候などが,喘息の治療に応用されている。これらの気候は,いずれも喘息に対して有効的に作用することが示されているが,それぞれの特徴を持っている。例えば,山岳気候は酸素分圧が低いこと,水蒸気圧が低いことなどが特徴であり,そのため生体がそれに適合するためにはある程度の時間が必要となる。一方海洋性気候は,海塩粒子を含んでおり,海水エロゾル中のカルシウムやマグネシウムなどが良い影響を与えると考えられている。また洞窟気候は,水分含量が均一であり,電解質,特に陰イオンが多く,これが粘膜活性や浄化活性を亢進させると言われている。またいずれの気候療法も,副腎皮質機能の活性化をもたらすと考えられている。

Keywords:
Geology

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